登記簿謄本とは？
不動産の取引や手続きを行う際に必要な書類の1つが登記簿謄本です。
この書類は不動産の所有者情報を記載した公的な証明書であり、不動産の所有権や権利を第三者に証明することができます。
登記簿謄本は、所有権の移転や新築物件の登録などの際に行われる「登記」手続きによって登録されます。
登録することで自分の所有権を第三者に対抗することができるため、購入した不動産でも登記簿謄本に登録しないと不法占拠された場合に権利を主張できません。
登記簿謄本は登記事項証明書とも呼ばれており、所有者情報だけでなく所在地や抵当権の状況なども記載されています。
登記簿謄本は必要な手続きを行うことで誰でも取得や閲覧ができます。
主な使用例は、家の売却や確定申告、相続、共同所有物件の持分確認、担保確認などです。
ただし、登記簿謄本の取得方法や確認の仕方については詳しく知らない人も多いかもしれません。
参考ページ：登記簿謄本とは不動産の所有者の情報が記載されている公的な書類
登記簿謄本の種類とその内容
登記簿謄本には、全部事項証明書、現在事項証明書、一部事項証明書、閉鎖事項証明書の4つの種類があります。
全部事項証明書は、不動産に関する全ての情報を含んでいます。
ただし、閉鎖された記録は含まれていません。
現在事項証明書は、現在も有効な情報のみが記載されています。
以前の所有者や抹消された権利などは含まれていません。
一部事項証明書は、登記記録の中から指定した情報のみを抜粋して記載します。
閉鎖事項証明書は、過去に登記された情報のうち、閉鎖または抹消されている情報のみが記載されています。
これらの謄本は、不動産売却や相続手続きなどで必要な場合に使用されます。